ベラスコ条約の締結によりテキサス革命は終了します。この条約は捕虜となってしまったメキシコの大統領とテキサス共和国が結んだものでした。
国家としてのメキシコはベラスコ条約を認めませんでしたが、テキサス共和国サイド(すなわちアメリカのサイド)としては、テキサス共和国の独立に正当性を与える根拠として利用されることになりました。
1836年[US060]5月14日、テキサス共和国がメキシコに勝利し、サンタ・アナ大統領とベラスコ条約を締結した。
最初にクールザックリまとめてみました。
1836年[US060]4月21日、テキサス共和国はサンジャシントの戦いに勝利して、サンタ・アナ大統領(Antonio López de Santa Anna Pérez de Lebrón)を捕らえた。この勝利により、テキサス革命(1835年[US059]3月2日〜1836年[US060]4月21日)はテキサス共和国の勝利に終わりました。
1836年[US060]5月14日、テキサス共和国(Republic of Texas)はサンタ・アナ大統領とベラスコ条約を締結した。同条約は、戦争の終了とテキサス共和国からのメキシコ軍の撤退などをその内容としました。
メキシコは、サンタ・アナ大統領が捕虜として拘束中に調印を強要されたものであって、ベラスコ条約の締結を認めない立場を採りました。テキサス革命は一旦終結したものの、テキサス共和国とメキシコとの対立は継続することとなり、アメリカによるメキシコ併合と米墨戦争によってアメリカがメキシコに勝利するまで決着を見ませんでした。
文責:四々縦七