1853.12.30 ガズデン購入

1853年[US077]アメリカはメキシコから1,000万ドルでアリゾナ州南部およびニューメキシコ州南西部の地域を購入(ガズデン購入)した。アメリカ本土の領土拡大が完了した。

最初にクールザックリまとめてみました。

1853年[US077]12月30日、アメリカはメキシコとアリゾナ州南部およびニューメキシコ州南西部の地域*を1,000万ドルで購入(ガズデン購入)することに合意しました。この条約は翌1854年[US078]4月25日に上院が批准、Franklin Pierce第14代大統領が署名して成立、同年6月30日に発効しました。 

対象となった地域の取得目的は、アメリカ大陸横断鉄道の南部ルート建設のためでしたが、そのルートは建設されませんでした。ちなみにアメリカ大陸横断鉄道が完成したのは、1869年[US093]5月10日です。

むしろ、アメリカがメキシコから領土を奪う最終段階として、ガズデン購入(1853年[US077]12月30日)を位置付けておくべきであると、わたしは考えます。もちろん購入という「契約」による取得ではあるのですが、外交手段としては、両国の国力の差に基づいた領土拡張として位置付けられるでしょう。

なお、「ガズデン」は、担当大臣のJames Gadsdenから来ています。

ともかく、ここまでで(アラスカを除いて)アメリカ本土での領土拡張が完成しました。建国77年目にして、アメリカ大陸東北部に過ぎなかったアメリカの領土がフロリダ、テキサスなど南部に広がり、かつ、太平洋岸に達するまでに急拡大したのです。


驚異的な拡大の後に、内戦による分裂の危機がアメリカを襲います。ここまでの領土拡大でアメリカ内部の政治バランスが崩れてしまったのが背景と考えられます。具体的には、奴隷制に対する考え方で北と南の間で見解の相違が拡大していったわけです。

Franklin Pierce第14代大統領(在任1853年[US077]3月4日〜1857年[US081]3月4日)はアメリカの統一強化を望みましたが、1854年[US078]にカンザス・ネブラスカ法が成立し、統一は困難になってしまいます。


参考

文責:四々縦七

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