まだまだ「アメリカ🇺🇸の時代」という前提

クールにザックリ学ぶための工夫として、これまで数十年も・今現在も・そして暫く先まで「アメリカ🇺🇸の時代」だという前提に立ちます。

15世紀末から500年ほどヨーロッパの時代が続いていたけれど、1600年のイギリス東インド会社の設立に始まる「イギリス🇬🇧の時代」が第二次世界大戦で終わり、1991年のソ連崩壊でロシアはアメリカに冷戦で敗れました。

もちろん、現在チャイナがアメリカの覇権に挑んでいるのは周知の事実です。チャイナは1949年[US173]10月1日に成立し、翌1950年[US174]10月18日に人民解放軍を朝鮮戦争(1950年US174]6月25日〜1953年[US177]7月27日休戦)に参戦させてからずっとアメリカと対立しています(具体的には、休戦状態がずっと続いています)。そして、長い準備期間を経て、2015年[US239]5月8日の中国製造2025公布でその対抗の意思を明らかにし、2020年[US244]6月30日の香港国家安全法成立でその対抗の意思を国際社会に見せつけました。

f:id:synme:20170717215455j:plain

それでも、わたしはまだまだ「アメリカの時代」が続くという前提を置きながら戦争の歴史を学び、地政学を学ぶべきだと考えます。

ジョージ・フリードマン氏はその著書で以下のように書いています。

アメリカの支配はまだ始まったばかりであり、21世紀はアメリカの世紀になる。(中略)世界システムは過去500年にわたって、大西洋ヨーロッパ諸国の力に支えられていた。つまり、ポルトガル、スペイン、フランス、イギリス、そしてやや格下だがオランダの、大西洋沿岸諸国である。これらの国が世界を作り替え、人類史上初めて地球規模の政治経済体制を築き上げた。(中略)1492年のコロンブスの大航海から1991年のソ連の崩壊までの500年にわたってヨーロッパが独占していた地位を引き継いだのは、北米だった。

ジョージ・フリードマン『100年予測』(ハヤカワ書房 、2014年)

 外交・軍事のことを学習しようとする場合、時代ごとの超大国(あるいは世界帝国と呼ぶ方が適切かもしれない)との関係性を意識した視点で国際関係を観察するのは合理的でしょう。

外交・軍事とは、すなわち国際関係です。グローバル(Global)ではなく、インターナショナル(Inter-national)の国家間の利害関係を扱うことになります。例えば、日本に大きな影響を与える戦争が起こった場合、それは必ずその時代の超大国の利害に関わりがあったはずです。

そして、超大国はあらゆる国際関係に口出し可能です。地政学をクールにザックリ学ぶためには、超大国との関係を常に意識する視点こそが最重要だとわたしは考えます。

じゃあ超大国ってどこなのか?ということですが、わたしは前出書に従って1941年[US165]のレンドリース法成立以降を超大国「アメリカ🇺🇸の時代」とみなし、1600年[bUS176]のイギリス東インド会社設立以降1941年[US165]までを超大国「イギリス🇬🇧の時代」であったとみなします。

文責:四々縦七